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更新日: 2021/08/07

花の首飾り

花の首飾りの写真

「花咲く 娘たちは、花咲く 野辺で ひな菊の 花の首飾り・・・」。(「花の首飾り」ザ・タイガース)

昭和40年代、中学生時代をGS全盛期の真っ只中で過ごした私には、〝花の首飾り〟というとこのフレーズが一番に思い浮かぶ。ザ・タイガースのファンである無しに関わらず、トッポこと、加橋かつみさんの伸びのある歌声と共に思い浮かべてしまうのだから大したものである。スパイダースが追い越されてしまったのも無理ないことと妙な納得をしてしまう。

私にとって花摘みの経験、といえばシロツメクサだった。首飾りにするために摘めるほど豪華なヒナギクがあるような場所にも恵まれていなかったし、近所で手近に摘める花がシロツメクサだったからだ。辺りに春の気配が満々としてくる頃、家の近くの原っぱ(当時は都内といえど、子どもが遊べる程度の〝原っぱ〟はまだ存在していたのである)には一面の緑の中に、点々と白い花を咲かせるシロツメクサが沢山生えていた。直径2cm前後の球状の花序に白い蝶々形の花を数十個も付ける花の姿は清楚であり豪華だった。長い茎を十文字に交差して片方をクルリと捻り、その茎にまた次の茎を交叉して捻り・・・と繰り返す

シロツメクサは帰化植物である。江戸時代にオランダから運ばれてきた積荷に詰物として使われて渡来したのが初めてだそうだ。言わば緩衝材として初めて渡って来た訳である。その後、明治時代に入って牧草として導入され、全国に広まったとされている。

ザ・タイガースで思い出したのだが・・・。ザ・タイガースのマネージャーであり、井上堯之の親友でもあった中井國二氏が2011年8月17日に亡くなられて、今年はちょうど十年目にあたる。井上が立ち上げた音楽プロダクション「Water」にとって無くてならない方だった。ご自宅をお尋ねしてから約2ヶ月後の事、あまりにも早いお別れに悄然として井上と共に葬儀会場へ向かった。8月24日の告別式は暑い日で、白く乾いた道を遠のいて行く黒塗りの車が目に残っている。7年遅れで天上へと旅立った井上は中井氏と再会を果たしただろうか。 月日の流れは早いものである。

初稿: 2021/07/25

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