Tシャツものがたり
のご紹介

Tシャツものがたりの写真

Tシャツをめぐるちょっと笑えるお話

Photo Book の生い立ち
〜Tシャツ物語とPhoto Book〜

「Tシャツものがたり」は当初、文章だけの掲載になる予定でした。商品それぞれに解説的な小話を紹介するという形で書き始めたものが、段々と回想録的な文章になっていったのです。そしてこれが「My Monologue」の最初の原稿となりました。そして出来上がった文章をどのように紹介するかとの相談がスタッフ間で為されて行きました。そして、Photo Book という一つの形が浮かんで来たのです。

その当時、少しづつ撮影を始めていたものの、写真の絶対数は十分ではありませんでした。そんな中で、写真のチョイスやレイアウトなど、作品化の全てを勝本が行い、Photo Book 第一号としてご紹介できる運びとなったものです。レイアウト一つとっても、完成までに何回もの変更をくりかえし、試行錯誤の末にやっと現在の形が決まりました。

自然の中に置かれたTシャツそれぞれの表情を、文とともにご覧頂きたく思います。

ロケ開始
〜台風の爪痕の中で〜

2019年10月12日、台風19号は日本各地に大きな爪痕を残しました。特に関東・甲信越地方に甚大な水害をもたらした事は、記憶に新しい事と思います。その4日後、私どものロケが本格的に始まったのです。

2019年10月16日、台風19号が去った僅か4日後のことです。ロケ地に選んだのは、東京・奥多摩湖近辺でした。この辺りは都心からでも車で1時間半もあれば行ける地域ですが、豊かな水と緑に恵まれ、渓流や滝もある静かな地域なのです、本来ならば・・・。

道の両脇に樹木が増えてくる辺りから、奥多摩の静かな筈の自然の様子が違うことに気づき始めました。街道脇を流れる渓流は、泥を溶かし込んだような色に染まり、水量も普段の倍はあったでしょう。そして道に迫る山肌には、無残な地すべりの跡が痛々しく残り、樹木はなぎ倒されています。台風の被害が思いの外、大きかったことを改めて知ることになりました。

撮影地点の奥多摩湖は、ほぼ泥水になっていました。その状態は、4ヶ月経った現在でも完全には元に戻っていません。渓流にも、流されてきた樹木が忘れ去られた木乃伊(ミイラ)のように今でも放置されたままなのです。そして、道もまだ通行止が続いている部分も残されています。元の清流の流れ、澄んだ奥多摩湖に戻るには、いったいどれほどの時間が必要になるのでしょうか。
 このPhoto Book のTシャツ写真でも、その様子が伺えます。

自然は美しいだけではない、厳しさもまた、自然の姿である、ということをこのロケから学ぶことになりました。その意味も含めて写真をご覧いただけましたら嬉しく思います。

夕景からのスタート
〜Photo Bookという表現手法〜

このサイトのトップページの写真は、夕焼けに染る時間帯に撮影されています。さあこれから新しいサイトをオープンしよう、という、言わば〝これから始まる〟イメージとしていきなり夕焼けから・・・?。

スタッフ間でも「なんだか暗いよね〜」という話題にもなりました。が、物は考えようです。日暮れも明日に繋がる時間なのだ、と思えば、夕焼けは希望の色になります。そう、あの名画「風と共に去りぬ」で、スカーレットが、明日に希望を託すシーンも夕焼けだったではありませんか。という事で、いきなり夕焼けからのオープンとなったこのサイトですが、お陰さまで会員も徐々に増えております。

そんな夕景からス

Tシャツものがたり

Tシャツものがたりの表紙

井上堯之66歳の折に実施した〝Inoue ’66 全国ツアー〟。その際に作られたTシャツにまつわる筆者の回想録です。札幌市で行われたライブで、自らがとった思いがけない行動に、今でも冷や汗がでる筆者の思い出ですが、第三者から見てみれば、笑える話に他なりません。そんな思い出のあるTシャツたちを、自然の佇まいの中に置いて新たに撮影して、写真集にまとめました。

¥275 税込