Tシャツ(オレンジ)
のご紹介

Tシャツ(オレンジ)の写真

柔らかなオレンジの上品なロゴで

Tシャツ(オレンジ)

この柔らかなオレンジのカラーは、この強烈なインパクトを持つロゴを穏やかな印象に見せてくれる。ボトムスを選ばずに着て頂けるマストアイテムである。濃色・淡色のボトムにも馴染む暖かなオレンジは、Tシャツの白を上品に見せてくれる。オレンジ色のイメージは、あくまでも暖かい。電球の色が暖かさを感じさせるように。

Tシャツ オレンジ
〜夕暮れは何処から・・・〜

オレンジ色には赤ほどの強烈さは無く、しかし暖かさを感じさせるものがあります。暖色系統の中では人気のある色、といっても良いと思っているのです。

自然界では本当に様々な色調のオレンジ色を見ることが出来、花にも空にもオレンジ色に出会う機会は意外と多いことに気づかされます。

身近な自然界のオレンジ色には夕方に出会えることがあります。夕焼けの色です。しかし夕焼けの度にオレンジ色が見えるというものでもありません。一瞬、の間しか現れないこともあります。しかし、大気の状態によって、空と雲がオレンジ色のグラデーションを作りつつ次第にその色合いを変化させていくような時に巡り会うと、自然界の持つ色調の豊かさに粛然とします。

夕闇の訪れ方にも季節によって、違いがあるようです。気をつけて見ていると、冬の夕闇は周囲から身体を押し包むようにやって来ます。春の夕闇は空に迷うように留まって、やがてゆっくりと下に降りて来ます。秋はよく言われる〝つるべ落とし〟で、一気に空から降ってくるようです。そして夏の夕暮れは、足元から緩やかに立ち昇ってくるように感じます。あくまでも個人的な感じ方ですので、人それぞれにその人なりの夕暮れの訪れ方があるのではないでしょうか。

オレンジ色のロゴTシャツを着て、夕暮れの訪れがどこからどんな様子でやって来るのか感じてみるのも良いですね。

ビタミンカラー
〜意外に古いその起源〜

元気になる色、として知られる〝ビタミンカラー〟。柑橘類のオレンジ、みかん、レモンなどの鮮やかな色は確かに見ているだけで元気を貰えそうです。最近ではライムなどの明るく薄い緑や、抜けるような夏空の青もビタミンカラーと言われているようです。

ビタミンカラーという言葉、その発祥は意外に時代を遡ります。「VCカラー(ビタミンCカラー)」として流行したのは、1956年頃。昭和31年です。当時は、来るべき高度成長期への期待感を表すような爽やかで明るい色が流行したようで、オレンジ、黄色などがそれを表現するに相応しい色として流行っていたのでしょう。そして時代が下るにつれて徐々に、青やライトグリーンも爽やかな元気を与える色、としてビタミンカラーの仲間に加えられていったと考えられます。

〝ビタミン〟の名前も、果物にはビタミンCが豊富に含まれていて健康にも良さそうだ、というところから付けられたようですが、〝VCカラー〟とちゃんとビタミンCですよ、と表記しているところが良いですね。これでは青やライトブルーは出る幕がありません。

ビタミンの〝A〟とか〝B〟とか〝C〟という名称も興味ある経緯を持っています。フンクのビタミンB1の抽出成功から次々と新たなビタミンが発見されていきました。当時はその化学式も明らかにされておらず、化学名称も無く、発見される度に暫定的に〝A〟や〝B〟と記号をつけていったそうです。それが正式な科学名称が定められた現在にも引き継がれているのは面白いですね。「果物にはアスコルビン酸(C)がたくさん含まれているよ」、とか「アデノシルコバラミン(B12)を摂ると疲れが取れるよ」とは言い難いです。

オレンジ色のロゴTシャツで皆さんも元気をもらってください。

烈風のオレンジ
〜霧の熱海峠I.C.〜

オレンジ色に染まった霧が猛烈な速度で流れています。風が唸る。霧がまた流れる。未明の熱海峠インターチェンジは霧の乱舞の中にありました。

撮影に向かった先は伊豆スカイラインの途中にあります。その日、天候はあまり良くありませんでしたが、明け方には回復するとの予報を頼みにしての出発でした。

インターチェンジのゲートに入る頃には視界は約20メートル。目的地の入り口さえ定かに見えません。それでも予報を信じて待っていましたが、天候は一向に回復の兆しを見せないままでした。

そこで予定変更をして、先ほど通過した熱海インターチェンジのゲートまで戻って来たのです。時間は明け方の4時前、天気は最悪とあって、通行する車など1台もありません。それを良いことに道路の真ん中に三脚を据えての撮影でした。

ゲートを示すオレンジ色のライトが規則正しい点滅を繰り返しています。その明滅を霧が映しとって、周囲はオレンジ色に染まっていました。オレンジ色の霧を強風が乱します。風速はどのくらいあったのでしょうか。立っていると時折、風で身体が押されます。三脚も吹き飛ばされそうな強風と渦巻く濃霧の中で撮影を終えた時には、髪はびっしょりと濡れていました。

風が唸る。また霧が激しく動いてオレンジが揺れる・・・。環境は最悪な筈の現場でしたが、数メートル先も見えない霧と強風に、奇妙な楽しさを貰ったオレンジの世界でした。